ノープーって言葉を聞いたことがありますか?
実はこれ湯シャンを指す言葉で、湯シャン⇒ノーシャンプー⇒ノープーって事みたいです(^o^)
湯シャンは、髪の毛にも良いと昔から言われてきましたが、なぜか今になって新聞などでノープーというキーワードで取り上げられ海外セレブを中心に流行しているんだとか。
さらにノープーだけでなく塩シャンや小麦シャンなどの数々の亜種(?)も存在するのだそうです。 髪の毛的にも経済的にも気になる所ですね。
そこで今回はこれらシャンプーを使わない洗髪法の効果やその洗い方についてまとめてみたいと思います!
1. ノープー の効果をおさらいしよう
ノープー=湯シャン。
つまりシャンプーやリンスをつかわずにお湯のみで髪の毛を洗う事をノープーと呼びます。
基本的にお湯オンリーなので汚れが本当に落ちるのかとか、匂いは気にならないの?とか髪の毛に悪くないのとか、色々な疑問がわいてくると思います。
まずは、ノープーがなぜ再び持て囃されているのかを検証してみたいと思います。
育毛的に
ノープー、つまり湯シャンが育毛に良いのかどうかはさまざま議論があり、ハッキリとした答えは出ていないのが現状です。
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ハゲが3ヶ月間 湯シャン 続けてみたらwwwwwwww
しかし、市販のシャンプー、特に石油系の界面活性剤を使用しているシャンプーでは皮脂を必要以上に取りすぎてしまう事があります。 取りすぎると頭皮は皮脂を元に戻そうとする作用が働き、今まで以上に脂っぽい頭皮になってしまう可能性もあるのです。
友人にノープーを2年実践している方がいたので聞いてみたのですが、最初のうちは脂っぽくて匂いもして挫けそうになったけど徐々に少なくなってきて、今ではお湯だけでもさっぱり洗えると言っていました。
確かにその方の頭皮は全くの無臭でしたし、触らせてもらいましたが脂っぽいというようなことも一切ありませんでした。
皮脂の過剰分泌は薄毛の原因にもなりますので、これがノープーが薄毛に良いという一つの理由なのかもしれません。
匂いについて
私の友人はノープーを2年実践しているのに全くの無臭でした。
でも、シャンプーを使わないのに匂いがしないなんてことが本当にあるのでしょうか。
例えば、このまとめは1年以上湯シャンを続けているという方の記録なのですが、ある時を境に髪のベタつきがなくなって匂いも気にならなくなったと言っています。
⇒女が1年以上湯シャンを試してみた
湯シャンして最初のうち頭皮が匂うのは、シャンプー等により頭皮が荒れていたり炎症を起しているとそれが原因で匂いが起こりやすいという説があります。
つまりしばらく湯シャンを続けていると炎症が治まってきて匂いがなくなるという事なんでしょうか。
いずれにしてもこのような流れで次第に匂いがしなくなったという報告が多数ありますので、最初をどうにか乗り越えればニオイやベタつきから解放されそうですね。
※中には半年ほど匂いやベタつきが治まらないという方もいるようですので、ご自身の環境と生活に差し支えのない範囲で行うようにしましょう。
必要な常在菌を洗い流すことがない
常在菌とは常にいて尚且つ人体にとって悪影響のない菌の事を指します。 これらの常在菌は実は他の悪い菌を退治したり、皮膚を守る働きをしているものが多く、頭皮にとって必要な菌なのですが 洗浄力の高いシャンプーを使い続けていると、徐々にこの常在菌の数も減ってきてしまいます。
常在菌を残すためにノープーは有益な手段です。 毎日は無理だという人も数日おきにノープーを実践することで、常在菌を減らすことなく頭皮と毛髪の健康を保つことが出来るでしょう。
様々なメリットを見る限り、ノープーを試してみる価値がありそうだと感じますよね。
これから暖かくなっていく中で仕事もあるしいきなりは難しいと思っている方は、まず2~3日に一度でもシャンプーを控えられてみてはいかがでしょうか。 それだけでも髪の毛に掛かる負担は相当軽減されるはずです。
しばらく続けてみてこれはいけそうだなと思ったら、徐々にシャンプーをする日数を減らしていって最終的にノープーにつなげられたらよいですね。
2.ノープーのやりかた
まずはブラッシング
シャンプーする・しないに関わらず、ブラッシングは汚れ落としの基本中の基本です。
髪に付着した汚れの7割はブラッシングで落とせるとまで言われております。
特にノープーを行う際は必ずブラッシングを丹念にして汚れを払い落としましょう。
水温はやや高めの方が汚れは落ちやすい
油脂汚れなどは水温が高ければ高い方が溶解しやすくなって落ちやすくなります。
食器についた油汚れなどでもそうですよね。冷たい水では全然落ちないのに、お湯で洗うとするっと落ちる。
これは毛髪・頭皮にも同じことが言えます。
しかし、あまりに高温ではかえって頭皮に負担をかけてしまう事があります。 さらに43°以上の水温だとタンパク質汚れが変質してしまい、逆に落ちづらくなってしまうことがありますので40°前後を目安に考えてみてください。
普段より時間をかけて
ほとんどの方に共通して言えることが圧倒的に「すすぎ」の時間が少ないという事です。 シャンプーをしている場合は特にすすぎを入念に行わなければ、シャンプーのかすが頭皮に残り逆効果になりかねません。
シャンプーと濯ぎをひっくるめてノープーなわけですから、普段よりも丹念に洗い流すイメージで行いましょう。
髪の長さによっても異なりますが、4~5分はじっくりと時間をかけたいものです。
3.ノープー+αの洗髪法
さて、ここからはノープーから一歩進んだシャンプー法を解説していきたいと思います。
■塩シャン
まずは「塩シャン」。白髪や抜け毛の解消、ノープーで匂いがキツイと感じる時や痒みが取れないときなどに有効だといわれております。 更には高水温でノープーする際にも、塩を使うと汚れがより効果的に落ちるようになるためおススメです。
当然ですが、頭皮に炎症等の病気があるときは塩は使わないでくださいね。
それでは塩シャンのやり方をご説明致します。
1 ブラッシング等の基本はノープーの時と同じやり方です。まず、洗面器に適量のお湯を張り、大さじ一杯の塩を入れ良くかき混ぜます。
2 先にお湯で髪の毛を1分程度洗い流しましょう。その後、用意した塩シャンプーを頭皮にかけ髪に揉みこむように洗います。
3 丹念に洗い流します。髪がきしんで嫌だという方はリンスを使用してもOKです。
最初のうちはむしろ脂っぽさが気になるという方もいるようですが、頭皮がシャンプーに慣れてしまっているために油脂が過剰分泌されているだけなので 次第に落ち着いていきます。普通のノープーと同じで徐々に頻度を上げて行くという方法が良いかもしれません。
■小麦粉シャン
「小麦粉シャンプー」も今密かに注目を集めているシャンプー法です。 発毛ライフでも、何度か質問を頂きましたのでこちらでご説明していきます。
小麦粉シャンプーとは、小麦粉と水を混ぜ加熱しゲル状にしたものです。
小麦に含まれる「グルテン」というたんぱく質は粘着性が強く汚れを吸着すると同時に匂いも吸収するので シャンプーを使わないでも髪の汚れを落としきることができます。
髪にはコシが出て、まとまりやすいしなやかな髪の毛になりますし、また頭皮にも良く、刺激が少ないことから炎症の出やすい方も使う事ができます。
普通のノープーや塩シャンに比べさらにひと手間という感じですが実践している人も多く概ね好評なので、気になる方はチャレンジしてみましょう。
・小麦粉シャンプーの作り方
1.鍋に100ml程度の水を入れ、弱火をかけます。
2.鍋が暖まってきたら小麦粉10gを少しづつ入れダマにならないように攪拌(かくはん:かきまわすこと。かきまぜること。)してください。
3.しばらく火をかけながら混ぜ続けると徐々にとろみが出てきます。
4.白さが抜けて透明になってくれば完成です。
5.冷ましたら、容器に移し替えて冷暗所で保管してください。
※数日のうちに使い切るようにしましょう。
濃度は髪質・肌質によって変えるようにしてください。もし皮膚炎などをお持ちの方は小麦の量は半分くらいで丁度良いかと思います。
・シャンプーとすすぎは塩シャンと同様の方法で行ってください。刺激の少ない小麦粉シャンプーではありますが、しっかりと洗い流すことは忘れないでくださいね。
4.関連商品も続々登場!?
ネット上でノープーという名前で検索すると、ノーシャンプーの事はもちろんですが、他にもノープーに関連する商品などが多くヒットします。
中でも注目されているのが、ロレアルパリから発売された
ノープー専用の泡なしクレンジングクリーム(オイル)です。
海外の大物タレントなどにもノープーが浸透してきたという事が背景にあり、人気化粧品メーカーであるロレアルがいち早く目を付けたという感じでしょうか。
ただ、こちらの商品はノープーというワードを宣伝文句に使用していますが、実際はクレンジング、コンディショナー、トリートメントをクリームにまとめたというのが正解のようです。 しっかりクレンジング成分が入っているという事なので、いくらクリームとはいえ厳密にノーシャンプーなのかどうかは判断の難しいところですね。
男は黙って水だけで洗え!!と言いたくなりますが、こちらのクリームは明らかに女性ターゲットなので、いきなり水だけで洗う事に抵抗がある方は まずこういったものを試してみるのも方法かもしれません。
成分 |
水、セテアリルアルコール、アモジメチコン、べヘントリモニウムメトサルフェート、ベヘントリモニウムクロリド、カミツレ花エキス、ヤシ油、トコフェロール、ヒドロキシプロピルウアーガム、フェノキシエタノール、トリデセス―6、ヒマワリ種子油、ハス花エキス、安息香酸、メントール、リナロール、ベンジルアルコール、アマ花エキス、イソプロパノール、イソオイゲノール、トリ(カプリル酸、カプリン酸)グリセリル、ガーデニアタヒテンシス花エキス、カニナバラ花エキス、ビサボロール、水酸化K,BHT、セトリモニウムクロリド、ヘキシルシンナマル、ダイズ油、香料 |
ちなみにお値段自体は1本1400円とかなり経済的です。普通にシャンプー、コンディショナー、トリートメントと揃えるよりはるかに安く済みそうですね。
いかがでしたか? 確かにノープーならではのメリットがあるのは確かなようです。
そこから派生した塩シャンや小麦粉シャンプー。今回は紹介しませんでしたが重曹シャンプーなんてものもあるそうです。
シャンプーでもサルフェートフリーやノンシリコン、アミノ酸系シャンプーなど、頭皮や髪に優しいシャンプーが注目されていますがノープーはさらに自然派ですよね。 もちろん人によって合う合わないというものがあるでしょうから、一概に推奨というわけにはいきません。というより私自信もまだその領域には踏み込めてない というのが正直なところです。。
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でも友人の話を聞いたり色々調べて行くうちに、確かに理には適っているなぁと思ったのも事実です。
最初のベタつきと匂いだけなんとかなればなぁ。どこかのメーカーでそういうのに対応した商品出てくれませんかねぇ(笑)
それではここまでお読みくださりありがとうございます!