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【医療】iPS細胞と髪の毛のこと

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ここ数年、再生医療が医療関係のニュースを賑わせていますが、実際のところいつになったら髪の再生にこぎつけるのかとワクワクとドキドキでお酒しか喉を通りません。

–そもそも再生医療とは–

その言葉どおり、失われてしまった機能などを再生・回復させる治療法のことです。

–iPS細胞とは–

2006年に京都大学の山中教授のグループが発見した、新しい多能性幹細胞だそうです。
簡単に説明すると、「多能性 = 色々な細胞をつくることが可能」 という夢の細胞なのです。
「万能細胞」なんていう名前もついていますね。

では、どのくらい万能なのか具体例をだしてみると以下のようなものがあります。

・糖尿病であれば血糖値を調整する能力をもつ細胞をiPS細胞から作成。
・外傷によって神経が切れてしまった場合などは、それをつなぐことができる神経細胞をiPS細胞から作成。
・不整脈の心臓病モデルをiPS細胞から分化させた心筋細胞で作成し、薬剤による治療効果の検証。

直近の例としては、
失明につながることもある目の難病「網膜色素変性症」の治療などがあります。
iPS細胞で新たにつくられた新しい網膜を、シート状に作成し、それを患者に移植することによって治療するというものです。

なるほど…万能すぎる!!
もう、ここまでくると未来の世界を生きている実感が湧いてきますね。

一方、
髪の毛の再生に関しても、実は大分進んだところまできています。

今年2014年の6月、資生堂が毛髪の再生医療事業に参入し、ヒトiPS細胞とマウスの細胞を用いて、毛包(毛髪の根本)を再現したことを発表。
実際には、その毛包から生えてくる新しい毛というのは、本来の毛の太さの1/20程度とのことなので、まだ実用的ではないかもしれません。が、生えることに関しては紛れもない事実なので、とても期待がもてます。

11月には医療機関以外で再生医療に用いる細胞の培養を認める再生医療等安全性確保法(再生医療新法)が施行されます。

それからの中期的な計画としては、事業化後、量産体制を整え、安全性を確保し、2018年を目途に使えるものにするみたいです。
当面の計画としては、培養した毛生え細胞、通称「底部毛根鞘細胞」をどの程度患部に注射すると効果的か、その容量を探っていくとのことです。

具体的な事業計画が出ると、待っているこちらとしては非常に安心できますね。
もはや、最終段階の微調整のレベルまできているとさえ感じますが。

今後のニュースも随時報告予定です。

では。

Photo by YMZK-Photo / Shutterstock.com

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記事作成者

ゴンゾー

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