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マクドナルドのポテト発毛騒動続編!「毛包原基(HFG)」の大量作成に成功した ジメチルポリシロキサン に迫る!

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先日、「ジメチルポリシロキサン」という化学物質から、髪の毛を生成する「毛包原基(HFG)」の大量作成に成功したという育毛界に嬉しいニュースが舞い込みました。

このジメチルポリシロキサンが、マクドナルドのポテトの調理過程で使われていることから、ポテトを食べれば薄毛治療できるのか!?と育毛業界では今でも大きな騒動として続いています。

【朗報】マクドナルドさんの ポテト 、毛根を再生してしまう

2016年

そこで今回は、話題のジメチルポリシロキサンについて詳しく解説し、マックポテト騒動の真相についても最後に迫っていきたいと思います!


ジメチルポリシロキサン とは?

そもそもジメチルポリシロキサンを一言で簡単に言い換えるとしたら
「シリコンの一種」となります。
実際に市販のシャンプー、コンディショナー、食用油の添加物として含まれていることも少なくありません。

ジメチルポリシロキサン

またジメチルポリシロキサンの特徴として、

・シャンプーの泡立ち、食用油を使用する際の油はねを抑制する
・シャンプーによる洗い上がりのパサつきを緩和する
・胃腸の中に溜まったガスを排出する


上記の例からも、私たちの身のまわりの身近なものに利用されていることが分かります。

しかし、シリコンの一種「ジメチルポリシロキサン」で薄毛が改善される、ということに疑問を持たれる方も多くいるかと思います。

特に、シリコンシャンプーは頭皮の毛穴詰まりを引き起こすということで薄毛を促進してしまう原因になると以前から言われています。

これがもし事実であるならば、シリコンの一種であるジメチルポリシロキサンは、髪の毛を生成するどころか、薄毛を促進する厄介な成分ということになりますよね。

これからは、ジメチルポリシロキサンがどのように薄毛を改善するのかのメカニズムについて、詳しく迫っていきたいと思います。

シリコンが薄毛の原因というのは嘘だった!?

横浜国立大学理工学部化学・生命系学科の福田淳二教授らの研究チームの研究では、毛を作る「毛包原基(HFG)」の大量作成に、「ジメチルポリシロキサン」という化学物質を培養器に使って成功した。(後略)

先日発表された学術誌「バイオマテリアル」の研究結果では、

シリコンが薄毛の進行を早めたり直接的な原因になることはないと言っています。

Science background with molecules and atoms

なぜなら、シリコンはジメチルポリシロキサンに限らず頭皮の毛穴に詰まること自体考えられないことだからです。

それどころか、ジメチルポリシロキサンもその種類であるシリコンは、

・傷んだ髪をコーティングし、パサつきを抑制する
・頭皮、髪の毛を紫外線などの外部ダメージから保護する
・枝毛や切れ毛を予防する ・髪にツヤを出す


というように、髪のダメージが気になっている方にはお勧めできるほどの役割を果たしています。

こうなってくると、ノンシリコンを謳っているシャンプーメーカーや、シリコン自体をあまりおすすめしていない我々のようなメディアは、今まで喧伝してきた内容を考え直さないといけないですね。

シリコンの真実については、こちらの記事でも人気美容師さんに語ってもらっておりますので併せてご覧ください。

【対談企画】人気美容師が「 育毛シャンプー 」の裏側を大暴露!?本当に髪に必要なシャンプーはズバリこの製品!!

2016年

そもそもジメチルポリシロキサンのようなシリコンは、水や空気を通すぐらいの大きな網目状で髪の毛を保護する性質があり、たとえ育毛剤をその後に頭皮につけたとしても十分に浸透するため、毛穴詰まりだけでなく他の成分の浸透を防いで邪魔をすることがないとのこと。

もし、シリコンが頭皮の毛穴詰まりを引き起こし、そこから薄毛を促進してしまう原因になるとしたら、

・全身脱毛用ボディーソープ
・脱毛用洗顔料
・髭が薄くなるシェービングクリーム

 

など、逆転の発想から画期的な商品が開発されていることに違いありません。

ではなぜ、シリコンが薄毛の原因として扱われたのか

Pump bottles

シリコンが薄毛の原因にならないのであれば、なぜ私たちの間違った常識として「薄毛の身近な原因=シリコン入りのシャンプー」となってしまったのでしょうか。

と、上述の内容から、シリコン入りでも問題ないという認識に簡単に変わってしまうかと思いますが、この思考こそが落とし穴だと我々は考えます。

実験ではあくまでもマウスの皮下にジメチルポリシロキサンを移植した場合であり、シャンプーのように皮膚の上から使用したわけではなさそうです。

つまり色々なサイトでも言われ始めている シリコン入り=問題ない ということ自体、この実験から論じるのがおかしく、皮下にシリコンを移植すればマウスでは毛が生えたよ、という一実験結果と客観的にとらえるべきだと思います。

間違った薄毛治療をしないためにも、情報の取捨選択を自ら出来るように、あらゆる情報に目を通しておきたいものですね。

研究背景とメカニズム

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画像出典元:http://blog.livedoor.jp/ynu_syukatu/archives/1994244.html

今回の研究に携わった横浜国立大学の福田淳二教授によると(Livedoor news)、以下のことからジメチルポリシロキサンが育毛に役立つということが判明しました。

毛包原基(HFGs)の大量生産の鍵は、培養機の基材の選択にありました。酸素浸透性のジメチルポリシロキサン(PDMS)を培養機の底に使ったところ、これが上手くいったのです。この方法で5000個の毛包原基の同時生産に成功し、マウスに移植したところ、マウスの背中から新たな黒い毛が育った。この方法で毛包原基が生産されたのは今回が始めてとのことだが、将来的には人間への応用も可能。

海外メディアのデマ流出がマック騒動の原因だった!?

そこで海外のメディアサイトでは、消泡剤としてマクドナルドのフライドポテトを揚げる油にジメチルポリシロキサンが含まれていることから、「マックのポテトを食べれば、ジメチルポリシロキサンを摂取できるから薄毛が改善される」という驚くべき情報が出回ったのです。

しかし、今回の研究はあくまでも、マウスの皮下にジメチルポリシロキサンを移植した場合の研究結果であり、マウスに同成分を摂取させて毛が生えてきたということではありません。

Dinner from McDonald's

なので、まずマクドナルドのフライドポテトを食べれば薄毛が緩和されたり、改善されることはありませんので、あまりこの騒動をうのみにしないようにしておきましょう。

実際に福田教授も、

どんなにフライドポテトを食べても、毛は増えません。ネット上で拡散してしまった完全な誤解です

と、この騒動に対して明確に否定していますし、それが本当なのであれば、「育毛したい人向けのフライドポテト」というようなユニーク商品が開発されていてもおかしくありませんしね。(笑)

そもそもマクドナルドのフライドポテトのようなジャンクフードは、高カロリーで健康に良いものとはとても言えないので、薄毛の改善というよりは、栄養の偏りによる薄毛の原因となる方が可能性は高いと言えるのかもしれません。

しかし、それでもジメチルポリシロキサンが髪の毛を生成する毛包原基(HFG)の大量作成に成功したという研究成果は、薄毛トラブルを抱えている方にとっては、とても重大な朗報ですよね。

福田教授は、

現段階ではマウスでの実験に成功しています。これから5年ほどかけて、人の細胞で同じ実験が成功するかどうか実験していきます。一般の人の手に渡るまでには、10年くらいの年月がかかると考えていて、金額的には、植毛の治療法と同じくらいにできればいいと思っています。

と詳しく目標について掲げており、薄毛が気軽に改善できるようになる日が近づいていることを期待したいです。

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記事作成者

発毛君

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