皆様、ゴールデンウィークはいかがでしたでしょうか。 ゆっくりと普段の疲れを取られた方、ご家族にせがまれて渋々と出かけた方、或いは自ら率先して普段以上に行動的になられた方など様々だったと思います。
もっとも私は、ゴールデンウィーク関係なく仕事でしたけどね!(´;ω;`)
そんなゴールデンウィーク、いつものように朝ニュースページを見ていたらビジネスジャーナルに興味深いニュースが載っておりました。
⇒薄毛治療薬は危険!全身毛だらけ、寿命短縮、勃起不全、乳房肥大の副作用
そうなんですよね。。医薬品のデメリット、こと副作用に関しては目をつむりがちですがいざこうやって羅列されるとなかなかクルものがありますね…。
全身毛だらけ
いわゆる「多毛症」ってやつです。
主に内服ミノキシジル(ミノタブ)により起こる副作用です。
ミノキシジルはもともと高血圧を抑えるための血管拡張剤として作られました。 そのため血液の循環が良くなり、毛母細胞を活性化させて発毛促進をするというメカニズムなのは当ブログをご覧の方や 実際にミノタブをご使用の方ならよくご存知かと思います。
これは全身のありとあらゆる毛包に作用するため、当然腕毛やすね毛、顔の毛などが増えてしまう可能性があります。 中には眉毛が濃くなって、繋がってしまった!というような方もいらっしゃるようです。
むしろ色々調べていると、頭皮の毛が生えてくる前に先に体毛が濃くなるという方のほうが多いように感じました。
ビジネスジャーナルが取材した男性は、額や指などこれまで毛が生えていなかったところにまで生えてきて獣人のようになってしまい、結局レーザー脱毛に通う羽目になってしまったんだとか…。
そこまでいくともうカラダも 「オマエ何がしたいんだよ!」と怒っていそうですね(;´Д`)
これほどではなくとも、「多毛症」という副作用はかなり多い確率で発生するという事が解りました。
勃起不全
AGA の主原因の一つに男性ホルモンである「テストステロン」の分泌が挙げられます。 テストステロンが毛包に存在する酵素「5αリダクターゼ」と結びつくことによって悪玉の5αジヒドロテストステロンとなって…
これも、読者の方なら当然解りますよね。 もしわからない場合は症状と対策をもう一度よく読み直してください。
ところで、フィナステリドやデュタステリドといった成分を含む経口薬はこの5αリダクターゼの働きを抑えるお薬です。
言い換えれば男性ホルモンの過剰なサイクルを止めることにより女性的になるといっても良いかもしれません。
これが、恐ろしい副作用の原因をはらんでいるんです。
それが「勃起不全」です。
アメリカ食品医薬品局(FDA)の調査によるとプロペシアの副作用発現率は 性欲減退が1.8%、ED(勃起不全)が約1.3%とありました。
発現数自体多くはありませんが、確かに勃起不全はフィナステリドによって起きていました。
同時にFDAはプロペシアを製造するメルク社に対して、性欲減退、勃起不全、射精不全の副作用の危険性を注意書きに追加するように要請しました。
AGA を治療して女性のモテるようになっても「肝心のナニが…」ってことでは笑えないですね。
AGA 治療薬にさらに驚きの副作用?!
また同紙の取材によるとさらに信じがたい副作用が起こったといいます。
40代の男性がAGA 治療のためにアボダード(デュタステリド)を2か月間服用したところ、まるでニューハーフのように乳房が大きくなってきてしまったそうです。性欲も減退し、その後しばらく勃起も全く起こらなくなってしまったとか。
こちらも案外よく発現する副作用らしく、ブログなどでこの副作用を報告されている方もいらっしゃいました。(しかも複数の方)
デュタステリドだけではく、当然フィナステリドによっても引き起こされる可能性のある副作用です。
そもそもが前立腺肥大の薬ですので、AGAに対する効果自体が副作用と言えば副作用なのですが、それにしても乳房肥大とはなんとも驚きの副作用です。
プロペシアの添付注意書
脅かす訳ではありませんが、経口タイプのミノキシジルなどは心臓や肝臓、腎臓にかかる負担が大きく、寿命に関わってくることすらあり得るという事です。
しかし同時に 医薬品というものは常にこういったリスクをはらんでいるという事を自覚しておくことはとても大事です。 現代では医療機関で血液検査をし、その薬が本当に本人にあっているのか調べる事も可能だそうです。
個人輸入等で誰でも簡単に医薬品を処方箋なしで購入できるようになったのは確かに利便性という点においては進歩と言えますが 医師がなぜ必要なのか、その本来の意味をもう今一度しっかりと考えてみるべきかもしれませんね。
医薬品に頼らず育毛剤だけで発毛できればそれがカラダにもお財布にも優しいのですが、全ての方が上手くいくとも限りません。自分のカラダの事を良く知り、育毛剤や医薬品とバランス良く付き合っていければそれが一番ですね!
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