とあるサイトが独自に行ったアンケートによると、なんと成人男性の約8割の男性が薄毛で悩んでいるとのことであった。
にわかには信じがたい結果ではあるが、かくゆう筆者も多分に洩れず8割の内の一人であるので、強く否定できないのが辛いところである。
そんな薄毛の中でも特に目立った回答が
・前髪が薄くなってきている。
・将来が不安だ
・抜け毛が増えた
・脂が気になる
などなど、確かにどれか一つくらいは当てはまりそうである。将来が不安だなんてそんなの皆そうだろう!はぁ…。
そしてそれを誰かに相談しているのかと言えば、ほぼ全ての方が相談したことがないという結果に。やはり皆さん心の内でひそかに悩んでいるんですね。
更に調査は続く。
30代2人と20代1人の3名の方に頭髪の悩みを語り合う座談会なるものを開いたということである。
そこでもやはり悩みは薄毛に集中し、「てっぺんから来ている」という意見や
「ストレスの影響からか毛が細くなってきたなど。」
女性の視線までが懐疑的に見えてしまい皆さんかなり深刻な模様。
一口に薄毛と言っても原因から対処法までまさに千差万別なのだ。
こちらのサイトでは男性型脱毛症(以降AGA)の専門家にインタビューを
行っていたので、掻い摘んでご紹介しよう。
先生のお話によると、人は一日で50本から80本、多い方で100本ほどの
抜け毛があるそう。AGAは100%抜け毛が原因ではないというから驚きだ。
では原因はどこにあるのかというと、思春期以降の男性ホルモンが変化する
ことで、正常に髪が生え変わるリズムが崩れ、前頭部から後頭部にかけ、
毛髪が薄くなる症状を指す。
M字の部分や旋毛から薄くなってくるのはほとんどがAGAだということである。
ではどうずればAGAを防げるというのか。
その対策として最も気を付けなければならないのが睡眠なのだとか。
中でも夜の22時から2時は通称「ゴールデンタイム」といってもっとも
成長ホルモンが分泌されている時間帯。
経験上この時間帯に寝ていない人は、AGA治療を行っても効果が出にくいそう。
そして食事も大切な要素である。
三色きっちりと、たんぱく質やミネラルをバランス良く摂取することが髪の健康を維持する秘訣。
また紫外線は毛髪に影響を与えるらしく、長時間の日焼けなどはできるだけ避けたいものである。
意外だったのは脂っぽい人が薄毛になりやすいというのは全くの迷信だそう。
AGAはあくまで悪玉の男性ホルモンによるものということである。
この悪玉男性ホルモンを抑制するのがフィナステリドという薬で2005年に認可されている。
またシャンプーは一日一回夜にブラシで髪に付着した埃を払ってから優しくマッサージをするように洗うのが効果的なんだとか。
如何だったであろうか。ただ薄毛になるのをビクビク待っているのではなく我々にも起こせる行動というものがあるのだ。
病院や薬ももちろん大切だが、その前にできることから初めて見てはいかがだろうか。