あけましておめでとうございます。ささやんです。
読者のみなさんはお年玉という手痛い出費にふところも寒々としているのではないでしょうか?
ささやんは永遠の17歳なのでそりゃ貰ってばっかりですよ。コマ回して凧あげてですよ(遠い目)
さて新年の一発目のお話は育毛剤における薬事法の分類についてです。
みなさん愛用の育毛剤、シャンプーなどをお手にとって読んでくたさいね。
薬事法では医薬品・医薬部外品・化粧品という分類があります。
医薬品
文字通り”薬”そのものです。基本的に医師、薬剤師などの処方や登録販売者のみからしか入手することは出来ません。
ですがもちろん薬なのですから効き目は保証されています。治療目的に使われるものですね。
医薬部外品
これは欧米にはない日本独自ともいえる分類です。医薬品より効き目は緩やかです。
効能があると言われている成分を使用していますが、保証はされたものではありません。
2001年の規制により全成分表示義務はありません。
主に予防目的として用いられます。
化粧品
人体を清潔に保ったり、より魅力的にするために用いられるものになります。
全成分表示義務があります。
さて、みなさんが使っている製品の分類はなんだったでしょうか?
先日100日を迎えたマシューの特別企画で使用した、プランテル・ポリピュアは医薬部外品でした。
やっぱりミノキシジルなどの医薬品は怖くても医”薬”部外品や”薬”用など「薬」というワードがついていると信頼できますよね。
認可も受ける必要があるので信用のおける商品と言えます。
実際売れ行きもそちらの方が圧倒的に良いようでメーカーはこぞって「医薬部外品」として商品を発売します。
実際効き目の順番でいくと医薬品>医薬部外品>化粧品となります。大抵はこれで正しいのですが・・・。
医薬部外品には弱点があります。
一つ目は全成分表示義務がありません。大事な体に使うものですから全成分を把握しておきたいと思うのは人として正しい感情だとは思います。
ただ制度として義務はないのでいちいちメーカー側も全成分は表示しない場合もあります。危険な成分はもちろん入ってないでしょうが気にする方もいるのでは?
二つ目が重要でメーカーとしてはより効くものを販売したいと思うのは当然です。有効成分を高濃度で配合しようとしますがここで強い味方のハズだった「医薬部外品」という名前が足を引っ張ります。
薬事法で配合濃度の上限が決まっている為にある一定の濃度を超えられません。更に認可されている配合成分の種類はなんと化粧品よりも少ないのです。
この不思議な制度の為に医薬部外品>化粧品という効き目の順番が化粧品>医薬部外品になってしまう可能性が存在します。
というのも色々発毛ライフで紹介している育毛剤のデータを整理している時に、ひとつだけ「化粧品」分類の物を見つけてしまったのがきっかけでした。
その名前は「Deeper3D」発毛ライフでは割とお馴染みですね。東急ハンズでバカ売れした伝説もあります。
表示の方は・・・・
頭皮美容液だそうです。つまり分類は化粧品なんですね。
何でなのかと公式ページを見て調べていたのですが、deeper3dの強みである所の「キャピキシル」をはじめモンゴロイド3大伝承成分のイラクサ・シーバックソーン・ユッカ根の内、最初の3つは医薬部外品ではまだ認可されてないとの事。
こんなに人気を博した商品の目玉成分がまだ未認可なんて正直対応が遅いような気がします。
調べた感じではどちらもセンブリ・ノコギリヤシなどの有名成分に匹敵、もしくは凌駕するんじゃないかと思ったのですが・・・。
現状ではお役所の認可待ちですね。deeperがなんで人気商品なのかちょっとわかる気がしました。