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【 ハゲ か去勢か】ハゲの歴史を振り返る 前編

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太古より ハゲ は我々人類にとって身近な脅威だった。

頭の毛が抜ける・・・ただそれだけの事と言えばそれまでだが、中々根深い悩みである。今日は過去から現代にかけての男たちとハゲとの戦いの歴史を紹介します。

最古の育毛剤

人類の歴史として最も古い育毛剤は今から5500年前のエジプトまで遡る。

当時のエジプト人は知恵を振り絞り頭皮に良さそうなものを集め、それを神に祈りを捧げながら頭部に塗っていたという。効果としては定かではないが、その材料がワニ、ヘビ、ライオンの油だったり蜂蜜や酸化鉄の混合物だったというから、きっと満足のいく結果ではなかったのだろう。

エジプトのミイラと一緒にカツラがいくつも発見されている事からもちろん諦めてはいなかったようだ。

中にはヒゲのカツラまであるというから面白い。

日本、江戸時代の ハゲ 事情

日本と言えばちょんまげの文化から昔はハゲへの抵抗はなさそうに感じるがそうでもない。

ちょんまげ全盛期の江戸時代でさえ「都風俗化粧簿」という文献には松葉で頭をこすって出血させそこにコウモリの黒焼きをゴマの油で溶いたものを塗るという記述があるらしい。

そしてそれ以前の平安時代の醍醐天皇にはズラ疑惑があるし、室町時代には増毛の塗り薬があったという話もある。

医学の父はやっぱり凄かった

紀元前ギリシャの医者であるヒポクラテスもハゲに悩んだ一人である。

彼は育毛剤の研究を進めていた。ハトの糞や香草、果てはアヘンを頭に塗ってみたがどれも失敗だったようで効果的な育毛剤の開発には結局至らなかったようだ。

しかし目の付け所はさすがと言うほかない。

当時の去勢されたペルシア人はハゲが居ない事に気づく。

彼は去勢された「熱い血」を持つ者はハゲないと語ったという。

確かにハゲの原因として男性ホルモンは大きく関わっていて現代の育毛剤の第一線では男性ホルモンの働きを抑制するものが出回っている点を踏まえると着眼点は間違っていない。

しかしハゲ予防と引き換えに男性の象徴を失ってしまうのは少し本末転倒な気がしないでもない。

現代にも残るヅラの伝統

イギリスでは裁判の裁判長や弁護士などが小学生の時に音楽室で見たあのマキマキのカツラをかぶっているという記事をどこかで見た。これは1600年フランスの国王ルイ13世がカツラを着用していたことが始まりである。この時代は薄毛の他にも衛生面を考えて髪を切っていたとの話もあるがとにかく、彼はズラだったという。

そこからヅラ=権力の象徴となり、カツラが大流行したという(笑

カツラ裁判はその名残なのだとか。

過去の人々とハゲは色々なエピソードがあり調べていくと中々面白いものです。

次回は後半の現代編です

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記事作成者

ささやん

自由を愛するダメ人間 アラサー(汗

 

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