築野グループ株式会社が、米糠由来の水溶性成分イノシトールとフィチン酸に関する革新的な育毛促進効果の研究成果を発表しました。
この研究は、毛乳頭細胞の増殖促進や血管内皮増殖(VEGF)の発現促進など、育毛に対する複数のメカニズムを明らかにしています。
特に、イノシトールとフィチン酸を特定の比率で混合することにより、その効果が相乗的に増強されることが示されました。研究成果は、学術誌「Biomedical Journal of Scientific & Technical Research」に掲載され、エタノールフリーローションなどの剤形にも配合可能な安全性の高い成分としての応用が期待されています。
この発表は2024年3月12日に行われ、引用元のニュース記事で確認できます。
学術誌に掲載された最新の育毛成分
米糠由来成分の育毛効果について
柳沢さん:先生、この『イノシトール&フィチン酸』って具体的にどんな効果があるんですか?
毛髪診断士:イノシトールとフィチン酸は、毛乳頭細胞の増殖を促進し、VEGFの発現を高めることで、育毛を助けるんですよ。特に、1:3の比率で混ぜるとより相乗的に増強されることが示されました。これは学術誌「Biomedical Journal of Scientific & Technical Research」にも掲載されました。
柳沢さん:それは信頼できるデータですね。でも、どうして米糠から抽出された成分なんですか?
毛髪診断士:米糠は栄養価が高く、安全性も確認されています。だから、育毛剤に使うのに適しているんです。
柳沢さん:なるほど。ところで毛乳頭細胞とはどういったものでしょうか。
毛髪診断士:毛乳頭細胞は、毛髪の成長を制御する非常に重要な細胞で、毛包の底に位置しています。
柳沢さん:それが増殖するってどういうことですか?
イノシトールとフィチン酸を添加すると、これらの細胞が活性化し、増殖するんです。つまり、毛髪の成長を促進する可能性があるということですね。
柳沢さん:育毛効果は実際に証明されているんですか?
はい、ヒトボランティアを対象にした試験で、イノシトールとフィチン酸を含むローションを18週間使用したところ、毛髪本数が有意に増加したんです。これは、実際に育毛効果があることを示しています。
柳沢さん:プラセボローションとは何ですか?
プラセボローションは、有効成分を含まないローションで、比較対照として使用されます。この試験では、イノシトールとフィチン酸を含むローションの効果を明確に示すために使われました。
安全性と利便性:エタノールフリーローションへの応用
柳沢さん:エタノールフリーローションなどの剤形にも配合可能とのことですが、エタノールフリーってどういう意味ですか?
毛髪診断士:エタノールを含まないローションは、肌に優しく、敏感肌の方にも安心して使えるんです。
柳沢さん:なるほど、それなら安心して使えますね。
毛髪診断士:そうですね。そして、イノシトールとフィチン酸は水溶性なので、このようなローションにも簡単に配合できるんです。
築野グループ株式会社の米ぬかへのこだわり
柳沢さん:今回この成果を発表した築野グループってどんな会社なんですか?
毛髪診断士:築野グループは、米ぬかを使った製品を多く手掛けている会社です。こめ油製造事業やファインケミカル事業など、さまざまな分野で活躍しています。
柳沢さん:米ぬかにそんなに可能性があるんですね。
毛髪診断士:ええ、米ぬかは古来から健康と美の象徴とされてきました。築野グループはその伝統を受け継ぎつつ、最新の科学技術を駆使して新たな価値を生み出しています。
柳沢さん:伝統と最新技術ですか。それほど米ぬかに特化した会社なのですね。とても興味が沸いてきました。今回はありがとうございました!
毛髪診断士:はい、こちらこそありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう。