あまり聞き慣れない「ピロクトンオラミン」という成分だが、薄毛に効果が期待できるとにわかに話題になっている。
ではいったいどのような成分なのか、その実態に迫ってみよう。
そもそも、この「ピロクトンオラミン」は殺菌薬としてスイスで開発された。 環状のヒドロキサム酸誘導体であるピロクトンとエタノールアミンから形成される塩であり、殺菌薬として用いられる有機化合物のこと。
肝心の効果はというと
皮脂の酸化によって生じる過酸化脂質の生成を抑えるとともに、殺菌作用で微生物の繁殖も抑え、細菌などによって生成をする皮脂分解物の生成を食い止める。 これが、頭皮を清潔に保ち、フケやかゆみ、汗などの不快な臭いを防ぎ、頭皮の環境を作り、育毛を促進すると考えられている。
フケは、細菌やカビが繁殖するもととなりやすく、頭皮の炎症や腫れを引き起こす場合もある。 さらにカユミからかくことで、頭皮をかき、血行障害が起こりやすい状況になる。
抜け毛の原因でもあるストレスにも繋がり、軽く考えていると実は大変危険である。
この成分は国内では有名なリアップやスカルプDなどにも含まれており、安価なものでは薬用毛髪力 シャンプーなどがおすすめだ。
この時期陥りがちな、睡眠不足や疲労、ストレス、バランスの悪い食生活などによる体調不良がフケの主原因となるので今一度、生活サイクルとシャンプーを見直してみてはいかがだろうか。