写真撮るにもフラッシュいらず!エコな ハゲ 集団
笑う門には 福来る
禿の光は 平和の光
暗い世の中 明るく照らす
日本も光る 世界も光る
ハゲ に悩む者達が訪れると、 たちまち明るくなって帰ってくると噂の「 ハゲ のパワースポット」があるのをご存知だろうか。
青森県鶴田町。 ここにハゲをポジティブにとらえ、「ハゲで世界を明るく照らそう!」を合言葉に世のため人のための活動を楽しむ集団「ツル多はげます会」という会がある。
創設者は竹浪正造さん。なんと御年98歳!(2016年)
正造さんはほのぼのとした絵とユーモアあふれる文章でつづった絵にっきを60年間描き続けておりノートの数は3000冊以上にものぼるそう。
平成23年には、絵日記本『はげまして はげまされて』(廣済堂出版)が出版され、全国から大反響を呼んだ。 バラエティ番組「ナニコレ珍百景」でも大きく取り上げられたので、知っている方もいるかもしれない。
「はげます会」の発足は1989年(平成元年)。
当時は床屋に行っても切るところがほとんどないのに一般のお客さんと同じ料金を取られることに不満を感じたりもしており、 モヤモヤする日々だったそう。
しかしこれは天地自然の現象、昔から「 ハゲ に悪人なし」とも言われていると考えを改めたところ、すっかり前向きに。 さらに酒の勢いで友人と「 ハゲ の会をつくろう!」と盛り上がり「ツル多はげます会」結成。
洒落っ気あふれる活動の様子は、たちまち評判に。 これまで、海外メディアも含め、230回以上の取材を受けたというのだから凄い!
今や遠く離れた関西や北陸からも入会希望が届き、約60名もの会員が集うまでになった。
その魅力はなんといっても「明るさ」。
「ユーモアのある人格形成に努め、 社会に貢(光)献する」ことをモットーにカツラや育毛剤でハゲに抗うどころか、 あの手この手で「ハゲ」を楽しもうとさまざまなイベントを生み出している。
代表的なのは全国にはげます会の名を知らしめた対戦ゲーム「吸盤綱引き」。 ハゲ頭に吸盤を貼りつけて引っ張り合うシンプルながらハゲしいゲームだ。
殿堂入りチャンピオンともなると、軽トラを引くくらい軽いものだとか……!
これは酷い。いやかっこいいっす。
さらに人気なのが「 ハゲ 川柳」である。
「大量の ワカメ購入 レジ笑う」
「海入り 上がってきたら 落ち武者に」
「孫が言う 爺の顔は どこまでと」
「抜けた髪 着くかと思い そっと置く」
ちなみに筆者は「孫が言う 爺の顔は どこまでと」が特にお気に入りである。
そしてこの度、 今まで会の例会などで皆が詠みためてきたものを厳選したものが河出書房新社より『ハゲ川柳』として出版されることになった。
出版に際して、創設者であり終身名誉幹事長である竹浪正造さんにご相談したところ「川柳に合わせてすべて絵を描きましょう!」との力強いお返事があり、なんと70点以上の絵を描き下ろしたという。
これは普段、育毛剤や医薬品でハゲに抗っている方も目からうろこ間違いなし!!
ハゲ ・薄毛でお悩みの全ての方必携のバイブル、2016年8月16日、全国書店で発売開始だ。