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【現代シャンプー学】人気のシャンプー徹底解剖、使うべきシャンプーはこれだ!

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2015/6/27追記  「シャンプー主成分早見表 」 の商品数を大幅に増やしました。 この機会に是非ご活用ください。

「突然だが皆さんはどのシャンプーをご使用だろうか?」

インターワイヤード株式会社が2014年に約7000人を対象に調査したところ普段使っているシャンプーの銘柄に関して、わからない(=こだわりはない)という回答が他のどの銘柄よりも多く、購入金額についても500円以下が半数近くを占めており、世間のシャンプーに対する意識は低いと言わざるを得ない結果となった。

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髪は一生の友という。 染髪したり、セットしたり飾る方にはお金を費やし積極的なのにその実、何倍も大切なヘアケアには無関心…。これではやはりマズい。

筆者などは「毎日使うものだからこそこだわりたい」と思う方で、おそらく発毛ライフ読者の方もそう考えている方は多いと思う。 今回はそんな読者の方に、今一度正しくシャンプーを理解して頂きより良い「シャンプーライフ」を送って頂くための手引をご用意したので少しでも参考になれば幸いである。

chapt.1 シャンプーの種類を科学する。

シャンプーはムガール帝国(現インド北部)ビハール州周辺において行なわれていた香油を使った頭部マッサージが18世紀に英国に伝わったものと云われている

元々香油で行っていたマッサージシャンプーは1850年頃には石鹸式の洗髪にシフトしていき、20世紀前半には現在と変わらない頭皮専用のシャンプーも発売されている。

現在大まかに分けて、国内国外問わず入手できるシャンプーは三種類に大別することが出来る。

高級アルコール硫酸塩/スルホン酸塩型シャンプー

ごく一般的な市販のシャンプーの事を指す。「高級」というと高価なとか高品質という単語を連想しがちだがこの場合の高級は「炭素数の分子量が高い」事を表している。

「ラウレス硫酸Na」「ラウレス硫酸TEA」「ラウレス-2硫酸アンモニウム」などの界面活性剤が含まれており、洗浄力は高い。 しかし市販のシャンプーの8割以上は「ラウレス硫酸Na」がメインの洗浄成分だが、硫酸系の成分なので肌に対して刺激が強すぎる。

必要な皮脂等も落としてしまい様々な頭皮トラブルの原因となるので、特に薄毛の気になる方は使ってはいけない

最近ではサルフェートフリーと謳っているシャンプーも存在する。

この場合のサルフェートとは「ラウレス硫酸Na」「ラウレス硫酸TEA」「パレス-3硫酸Na」を表し、高級アルコール系成分を一切使っていないという意味合いになる。

  • 洗浄力 ◎
  • 頭皮への影響 ×
  • 薄毛対策として ×

石鹸系シャンプー

石鹸とは動植物の皮脂成分をアルカリで反応させた界面活性剤の総称。

ソーダ石鹸(脂肪酸ナトリウム)-油脂(脂肪酸)を水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)で反応させたモノ。固形石鹸や粉石鹸になる。

カリ石鹸(脂肪酸カリウム)-油脂(脂肪酸)を水酸化カリウム(苛性カリ)で反応させたモノ。液体石鹸になる。

石鹸シャンプーは脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウム何れかを使用したシャンプーのことで高級アルコールシャンプーよりはマシとはいえ こちらもやはり皮脂を取りすぎる傾向にあるため薄毛の方は避けるのが無難

  • 洗浄力 〇
  • 頭皮への影響 △
  • 薄毛対策として △

アミノ酸系シャンプー

その名の通りアミノ酸から作られる界面活性剤を利用したシャンプーを指す。 グリシン・メチルアラニン・グルタミン酸・メチルタウリン・サルコシン等を含んだ「低刺激」の洗剤として昨今注目される陰イオン界面活性剤

私たち人間の(水分を除いた)大部分はアミノ酸を基本としたたんぱく質で構成されている。 そのためアミノ酸系シャンプーとの親和性は非常に高く、他の2種類のシャンプーに比べて洗浄力は劣るものの、刺激を受けづらい。

しかしその種類によっては危険と思われうるものあるので以下を参考にしていただきたい。

「メチルアラニン系」

ラウロイルメチルアラニンNa。ヤシ油やパーム核油など植物由来の油を加水分解した後、蒸留精製することで得られるラウリン酸に、メチルアラニンというアミノ酸を結合させたナトリウム塩。

ラウロイルサルコシンNa。アミノ酸系の中では刺激性・アレルギー性が高い。

注意:2012年の近畿大学との共同研究の実験では、「ラウロイルメチルアラニンNa」「ラウロイルグルタミン酸TEA」等のアミノ酸系洗浄剤は硫酸(りゅうさん)系洗浄剤と同様、またはそれ以上に細胞破壊を起こすことがわかった

この2成分に関しては避けた方が無難と言える。

「ココイル系」

ココイルメチルタウリンNaココイルグルタミン酸Naなど「ココイル~」と表記があるものを指す。

泡立ちは少ない反面安全性が高く、適度な洗浄力をもったココイル系は安心して使えるアミノ酸成分と言えるだろう。頭皮環境の正常化を目指してシャンプーを使われる方には最適な成分。

コストが高めなのが玉にキズ。

「ベタイン系」

「ベタイン」とは、 砂糖大根(ビート)由来のアミノ酸系成分のこと。

両イオン性界面活性剤とも呼ばれており、その名の通り水に溶けると陰イオンにも陽イオンにもなる性質を持つ。

水がアルカリ性の場合は陰イオンに、酸性の場合は陽イオンになることで、水中の酸やアルカリを中和し他の界面活性剤の洗浄力を低下させないようにする働きがあるため他の界面活性剤の補助剤として使用されることが多い。

  • ラウラミドプロピルベタイン
  • コカミドプロピルベタイン

等、ベタイン系界面活性剤には「~ベタイン」と表記がある。

こちらのベタインはサイトによってはアミノ酸系と分けて説明しているサイトも存在する。

なお、他のアミノ酸系界面活性剤より洗浄力が弱い分、刺激も弱いため皮膚の弱い方にもオススメできる界面活性剤である。

但し、中には高級アルコールを主成分としながらもアミノ酸系シャンプーと謳っている悪質な商品も存在するので注意したいラウリル硫酸〇〇スルホン酸〇〇等の成分表示が水の次に表記されていればそれに当てはまる。(基本的に成分量の多い順番で成分表記されるため。)

  • 洗浄力 △
  • 頭皮への影響 ◎
  • 薄毛対策として 〇

chapt.2 ノンシリコンシャンプーってなんだろう

最近若い女性の間でも注目されている「ノンシリコン・シャンプー」というものをご存じだろうか。

このシリコンとは“シクロメチコン”“アモジメチコン”等の油分の一種で、通常は髪の手触りを良くしたりツヤを与えるために用いられる。 しかしこのシリコン、洗い流しが不充分だと頭皮の毛穴にシリコンが詰まり薄毛や抜け毛の原因になってしまう。 また、シリコンは痛んでいない髪にしか吸着せず健康毛へ届くはずの栄養分の妨げにもなっているのだ。

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このシリコン 「chapt.1」 でお話した、洗浄成分とは一切関係ないと思っていただきたい。 例えば、高価なノンシリコンシャンプーにも硫酸系の活性剤が含まれているものがあるが、はっきりいってこれでは全く意味がない。

せっかく頭皮に優しいノンシリコンを使っても、洗浄成分に刺激物が含まれているのでは逆に更に頭皮に悪い結果となってしまう。

肝心のシリコンの成分表示だが「ジメチコン」「シクロメチコン」「アモジメチコン」等の表記があればそれにあたる。また「シロキ」「シリカ」などの言葉が付いているものもシリコンとみてよいだろう。

chapt.3 発がん性の真偽

シャンプーの成分でTEAとつく成分には発がん性があるから気を付けろと以前から言われていたが、最近ではDEAとつく成分もまずいと騒がれている。結論から言うとこれらは完全な杞憂である。

この~EAとはエタノールアミンのことで、酸性またはアルカリ性の度合を調整するpH調整剤として利用されたり、泡立ちを安定させる界面活性剤の補助的な役割として一般的にシャンプー成分として使用されている。

このTEAやDEAについてメーカー数社と研究者に直接確認してみたが「通常の化粧品に配合される成分量では人体に全く影響がない」とのこと。

発がん性があったとされる実験は「ネズミにTEAを飲ませ続けると肝臓がんになる」というものなので通常ではありえないし、肌にくっつかない成分なのでそもそも洗い流すシャンプーで騒ぐことじたいおかしな話。シャンプーに関しての発がん性は心配無用と言える。

chapt.4 薬用シャンプーには気を付けろ!

発がん性に関しては心配無用と書いたが、薬用シャンプーには充分注意したほうが良さそうだ。

薬用と謳っているシャンプーは医薬部外品の成分が入っており「医薬品よりは緩和だが人体に何らかの改善効果をもたらすもの(Wiki参照:医薬部外品)」という意味合いでは化粧品区分の通常のシャンプーよりもある程度の効果は期待できるかもしれない。

しかし、この医薬部外品の成分を使うことによって、表示する成分の順番をメーカーの思い通りにできるのだ。

商品の裏を見た際に表記されている成分が「有効成分」「その他の成分」に分かれていることはないだろうか?

分かれていれば医薬部外品、いわゆる「薬用シャンプー」である。

こうなってしまうと、もう消費者の私たちでは主成分がなにか知るすべはない。

もちろん「有効成分」を使用していても「その他の成分」を配合量の多い順番で記載している良心的なメーカーもある。

だが、不自然ではない具合に順番を変えてあたかも配合順に記載しているように見せていたり、さらには見せたくない成分(高級アルコール硫酸塩など)を完全に消してしまうメーカーがいるのも事実だ。

薬用シャンプーの場合は配合成分の記載に信頼性がないということを覚えておこう。


ではここで、以上のことを踏まえた上での「おススメシャンプー」を挙げてみたいと思う。


シンプリッチ


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100%天然で赤ちゃんにも使えます。ノンシリコンシャンプーなのに泡立ちが良いという画期的なシャンプー。非常に低刺激な洗浄成分「ココイルグルタミン酸TEA」を使用したアミノ酸系です。


ラフィーシャンプー


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主成分に「ラウラミドプロピルベタイン」を使用したベタイン系人気シャンプー。さっぱり感とマイルド感を併せ持った洗い心地が特徴的。大容量なのでコスパが非常に良い。


ヴェルデ


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アミノ酸シャンプーの代名詞「ココイルグルタミン酸TEA」を主成分にした人気シャンプー。合成香料を一切使わず、天然ローズマリーやプエラリアを配合した高級志向。


バイオリンク ザ・シャンプー


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世界初、植物組織培養技術による食用も可能な植物から、原料となる素材を吟味。Amazon等、口コミサイトで人気沸騰中の自然派シャンプーです。


オブ・コスメティックス ソープオブヘア


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「ココイルグルタミン酸TEA」や「コカミドプロピルベタイン」主成分としたアミノ酸シャンプー。天然成分のヘマチン・ケラチン・コラーゲンがまとまりのある良髪へ導く。シリーズで多数でています。

chapt.5 スカルプシャンプーと馬油シャンプー

スカルプシャンプーとは頭皮のコンディションを整えることに重点を置いたシャンプーの呼び方で、実はほとんどの場合「アミノ酸系シャンプー」を指す。

普通のシャンプーでは取り除いてしまった従来必要であるべき皮脂を一定に保つように作られているので頭皮にも当然優しい。

だがそれ以外にも育毛に効果があるとされるシャンプーは存在する。それが「馬油シャンプー」だ。


馬油(マーユ・バーユ)とは、馬の脂肪を煮て不純物を濾過して採取されたオイルのことで歴史は非常に古く中国では4,000年も前から愛用されており、400年前には日本にも伝わっていた。

その馬油には人間の身体に重要な必須脂肪酸である「不飽和脂肪酸」が多く含まれているため浸透しやすく、また馬油には頭皮の皮膚の潤いを保つ効果があるためシャンプーの原料としてはまさにうってつけなのである。

特に、現在では抜け毛や、薄毛の頭皮を正常化するという事が言われており注目を集めている。


楽天週間MVPのアミノ酸系馬油シャンプー


ma-yu shampoo

馬油の浸透力によって栄養が頭皮へいきわたり健やかな頭皮を保ちます。ノンシリコンのアミノ酸馬油シャンプー決定版


製薬会社だから出来た髪に優しい馬油シャンプー


rema-yu shampoo

アミノ酸の優しい洗浄力と馬油の潤いをバランスよく配合。天然成分でさらに無添加なので赤ちゃんや敏感肌の方にも使えます。


「α-リノレン酸」が通常馬油の5倍配合!


u-ma shampoo

センブリやオタネニンジンの他、毛髪の発育や皮膚の状態を正常化する「α-リノレン酸」が通常の馬油の5倍配合されたシャンプー


とりとめのない説明文になってしまったが、シャンプーひとつで頭皮環境がガラッと変わってしまうという事が分かって頂けたと思う。
よく他のブログなどで、シャンプーは抜け毛や髪に直接的な影響はないなどと書かれていることがあるが、そんなわけないのだ。

もちろん、洗髪の仕方や洗髪後のドライヤー等が重要なのは言うまでもないがシャンプーの選択も髪の毛や頭皮にとって同じように大切なこと。

毎日使うものだからこそ、どれが自分に合っているのかしっかり見極めて使っていくことが大切なのだ。

※普段お使いのシャンプーの主成分を簡単に見直すことができる 「シャンプー主成分早見表 」 をつくりました。 この機会に是非ご活用ください。【6/27更新】

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記事作成者

発毛君

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