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世界初の育毛処方「 アルガス-2 」を配合した新生イクオス育毛剤。その効果と実態に迫る

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2016年7月25日に世界初の育毛処方というふれ込みで発表された「 アルガス-2 」という処方

なんとこの処方、、、

 

メーカーがキャピキシルやミノキシジルよりも高い育毛効果が得られると大々的に謳っているのです。

 

全くノーマークだっただけにビックリしてしまったのですが、一体どういうものなのでしょうか。

アルガス-2 新処方の謎

始まりはこちらのプレスリリース記事

世界初の育毛処方『Algas-2( アルガス-2 )』を発表

処方というからどんなに大げさなものかと思ったら、イクオス育毛剤に新しく配合された成分のことのようですね。

ページを開いた瞬間にグラフが目に飛び込んできいました。

アルガス-2

3ヶ月以内の実感率をミノキシジル育毛剤・キャピキシル育毛剤・ アルガス-2 処方育毛剤(イクオス)の3つの育毛剤で検証しているのですが、、

 

ええええええええええええええええ!!!!

 

 

ミノキシジルって4割しか実感できないの?

というかそもそも「実感」という言葉自体が、ひどく主観的であいまいです。そんなものを一体どういう調査会社が持ち上げているのかなとデータ元を見てみると、

千葉頭皮環境研究会調査データ

この研究会が調べている育毛剤の調査って、イクオスしかないんですよね。

イクオスは株式会社キーリーが作っている育毛剤です。

で、所在地は千葉県…。あっ…

 

いや。疑っているわけじゃないですよ。

疑っているわけじゃないですけど、正直なところこの千葉頭皮環境研究会っていうのがかなり引っかかります。。

例えば、ミノキシジルにしろキャピキシルにしろ、臨床データというバックボーンがきちんと存在しているんですよね。

だからこそ我々のようなニュースサイトとしても推すことが出来るわけなんですが、この千葉頭皮環境研究会調べのグラフは臨床データではないですから、我々としてもああそうなんですかとしか言えません。

新処方について

具体的にアルガス-2処方とはどのようなものなのでしょうか。

従来より海藻由来の成分(M-034)を配合した育毛剤を提供しておりましたが、再生能力の高い海藻成分と毛包を育てる海藻成分を、キーリー独自の処方でダブル配合することにより従来のスカルプケア成分では得られなかった高い効果を実現可能になりました。

メーカー公式ページより

なんでも、アルガス-2のウリは2種類の海藻成分のようですね。

1.奇跡の海藻 ペルベチアカナリクラタ

アルガス-2
褐藻類の一種からとれるエキス。ナティブ海藻とも呼ばれます。フランスのブルターニュ地方で採れる海藻からのエキス。2週間以上も水がない状態でも蘇生するとされる高い再生能力と、得られる水分が水しぶきだけというような過酷な環境でも生息可能という驚異的な保水力を持つとされています。高級化粧品やエステサロンなどでエイジングケアにも使用される成分です。

でも、この成分をコスメティックインフォで調べても、皮膚保護剤、皮膚コンディショニングとしか記されておりません。日本オーガニックコスメ協会にも成分の目的が保湿としか記述されていません。ペルベチアカナリクラタが老化防止に効くと説明されていたサイトも確かにありましたが具体的にどう効くのかは明記されていませんでした。

高級化粧品にはあくまで保湿として配合されているようです。

2.高い保湿力を誇るミツイシコンブエキス

アルガス-2
別名M-034とも呼ばれています。「イクオス」に含まれる海藻由来の成分です。北海道産の三石昆布から抽出されます。高い保湿力と血管拡張作用、毛包を大きく育てる効果があるとされる成分。安全性が高く育毛剤に使用される成分として人気を博しています。

ブブカとかチャップアップ、マイナチュレ等にも入っていますね。2年前位に少し話題になった成分です。

優等生発見!M-034って凄いじゃん。脱毛を防ぎ、そして育毛まで

っていうかM-034って元からイクオスに入っていましたよね。

実際のところ、今回のアルガス-2処方で追加されたのは保湿成分を持つペルベチアカナリクラタのみということになります。

この処方が世界初と言っているけど、成分配合が世界初という事であれば、大体どの育毛剤も世界初になってしまいます。

うーん、これを追加してキャピキシルやミノキシジルより高い育毛効果ですか…?

もし、キャピキシルやミノキシジルよりも効果があるというのであれば、それなりの科学的根拠を示して頂きたいのですが最近キャピキシルが話題になっているため、それを使った広告の一環にしか思えませんでした。

ただし、M-034が様々な育毛剤に配合されていることからもわかるように、M-034もペルベチアカナリクラタもそれぞれは素晴らしい成分なんだと思います。
だからこそもっときちんとした根拠が欲しかったなと残念でなりません。

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記事作成者

発毛君

 

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