はげは昔から 遺伝 性が高いと言われてきましたが、実際には関係ないという説もあり、どれが本当に信頼性のあるものなのかがイマイチ曖昧ですよね…。
しかし、エディンバラ大学認識老化・認識疫学センターの統計遺伝学者ウィリアム・デイヴィッド・ヒル氏らの研究により、「はげ」の遺伝シグナルのもとを特定したと2017年2月の学術誌で報告されています。
⇒「ハゲになる遺伝子の位置」を科学者が特定、遺伝的原因の解明へ大きな一歩
そこで今回は男性型脱毛症(AGA)のはげと遺伝の関係性について、この立証データから詳しく解説していきたいと思います!
1.この研究から分かる「はげ」と「 遺伝 」の関係性
まず、エディンバラ大学認識老化・認識疫学センターの研究チームは、40代から60代までの男性5万2000人を対象に、はげと遺伝に関係性を導くために大切な健康データを調査しました。
その結果、薄毛の男性の大半が母親からの遺伝が関係しているということが分かったようです。
また、はげ始めの時期が分かるようになれば、より強くはげと遺伝の関係性が判明されるということなので、将来は個人が自分の未来の髪の状態を予測し、それに打ち勝つ明確な対策ができるようになるかもしれません!
このようにはげと遺伝は関係しているということが、この研究結果から分かったワケですが、実際にどのように遺伝しているのかが気になるという方も多いかと思います。
そもそも、はげは隔世遺伝するという説もありますが、今回の研究においては母親からの遺伝の可能性が高いというデータが公表されたため、一体それはなぜかをこれから詳しく見ていきましょう。
2.なぜ母親からはげ(AGA)が遺伝するの?
薄毛やはげの原因となりうる遺伝子は、母親からのみ受け継がれるX染色体に含まれていることが分かっています。
この遺伝子は「薄毛遺伝子」とも呼ばれ、男性ホルモンが分泌されると、毛が抜けるなどの脱毛作用が出てしまうのです。
よって男性ホルモンが多く分泌される男性ほど、この遺伝性のはげを発症しやすいと言われており、「はげ=男性の悩み」という多くの方が抱いてしまうイメージもこれが原因になっていたのかもしれませんね。
しかし、実際には母親がはげていないからといって、遺伝的に絶対はげないというワケでもないのです!
これを聞いて「え、なにそれ…。」と思われた方も多いかもしれませんが、母親は女性ホルモンが多く、それによって脱毛作用を予防しているということも少なくありません。
また、祖父の遺伝子も母親には受け継がれている可能性があるため、自分の祖父がはげているかどうかで判断する方が良いかもしれませんね。
3. 遺伝 だと薄毛対策はできないの?
上記において、ハゲは遺伝する可能性があると説明しましたが、絶対に母方の染色体からハゲが遺伝するというワケではありません。
また、遺伝性のハゲだからといって対策ができないということもありませんので、薄毛などの髪のトラブルで悩まれている男性の方は、まずその原因は本当に遺伝性のものであるのか、又は普段の習慣に薄毛の原因が無いかを確認しておくことが大切です。
ここからは遺伝以外に考えられるハゲの原因を紹介しますので、薄毛トラブルがあるという方は、自身の習慣に照らし合わせてチェックしておきましょう。
シャンプー成分によるもの
市販のシャンプーの多くは、洗浄力を最重視して界面活性剤などの化学成分が配合されていますが、「洗浄力が高い=良いシャンプー」というワケではありません。
洗浄力が強過ぎるシャンプーは、地肌に最低限必要な全ての皮脂を除去してしまうので、頭皮が乾燥して皮脂が過剰に分泌されて、はげや抜け毛などの間接的な原因になってしまったという人も実は多いのが特徴です。
はげのリスクが高まるシャンプー成分は、ラウレス硫酸、ラウリル硫酸、シリコンの3つが主に挙げられます。
また、はげだけでなく、フケ、頭皮ニキビ、頭皮湿疹などのトラブルがあるという方は、頭皮環境を整えるために、今一度シャンプーの成分表を確認しておきましょう。
生活習慣の乱れによるもの
現代で抱えられているさまざまな悩みの種になるのが、生活習慣の乱れと言われていますが、はげにもそれは大きく関係しています。
例えば、睡眠不足、喫煙、飲酒、栄養の偏り、運動不足などが生活習慣の乱れを引き起こすと言われていますよね。
しかし、これらに当てはまっていると考えられる場合は、そこを改善することが一番のはげ予防になるとも言われていますので、遺伝によるはげかどうかを探る前にまずは生活習慣の改善から行いましょう。
健康体になることで、頭皮に栄養が行き届き、髪の毛が生成される地盤の強化に繋がります。
カラー剤やパーマ剤によるもの
男女問わずカラー剤やパーマ剤は、頭皮へ大きな負担がかかり、その使用頻度が高ければ高いほど、はげの原因に繋がりかねません。
よって、カラーリングやパーマをする場合には、なるべく頭皮を休ませてから行うことが大切です。
このように、はげの原因は遺伝だけでなく、さまざまなものが関係しており、決して「遺伝だから自分のはげは改善できない」と諦める必要はありません。
はげの悩みは、遺伝の観点からだけ見るよりも普段の生活習慣を整えて、はげにくい対策をしておくことの方が重要です。
4.薄毛対策に効果的な育毛剤3選!
はげ始めの時期は、生活習慣を整えるだけでも十分に対策できるかと思いますが、薄毛や抜け毛トラブルは進行がとても早く、それだけでは一向に効果が見られないという方も少なくありません。
そんな時におすすめなのが「育毛剤」で、このような薄毛アイテムと併用して生活習慣を整えていくことで、効率的にはげの悩みを解消することが可能です。
しかし、近年では育毛剤の数も多く、どれを使えば良いか分からないという方多いかと思いますので、これからは効果が高いと人気な育毛剤をいくつか紹介していきます。
フィンジア
2015年の発売から変わらぬ人気を誇るフィンジアは、キャピキシル配合の育毛剤としては現在最も人気があります。
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ミノキシジルの3倍といわれる毛包成長効果があり、様々なタイプのAGAに幅広くお使いいただけます。 長く品切れ状態が続いていましたが、最近ようやく流通が安定してきました。
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バイタルウェーブ
バイタルウェーブは去年発売されたばかりの新しい育毛剤。
キャピキシルに加え、世界最大手の化粧・香粧品展であるインコスメティックスにて2年連続シルバーアワードを受賞した最新成分「リデンシル」を配合。
なんとこのリデンシル、輸入代理店がキャピキシルとの併用を推奨するほどキャピキシルとの愛称が良い成分なんです! その他、成長因子なども多く含まれており今もっとも注目される育毛剤です。
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ボストンスカルプエッセンス
ボストンシリーズはサプリがなんといっても有名ですが、スカルプエッセンスも負けていません。
キャピキシルに加え、ミノキシジルに化学式が酷似し、「ミノキシジル誘導体」とも呼ばれるピディオキシジル配合。ダブルパワーで毛根を活性化させます。
超高級成分「フラーレン」を配合した事でも話題を集めました。
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いかがでしたか? まだまだ遺伝については分かっていないことも多く、これからの研究にも期待が寄せられますがまずは自分にも出来るヘアケアを!
いつの日か完全に解明されればAGAもグッと減るかもしれません。その時までなんとか自分の髪には耐え忍んでもらいたいものです(笑)