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慶大、iPS細胞で毛包生成!資生堂が商品化に向けて一歩

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何かと話題の「万能細胞」。

この万能細胞であるiPS細胞で髪がフサフサになる時代が来るかもしれないのだ。

東京・信濃町の慶応義塾大学病院皮膚科の大山学准教授はiPS細胞を活用して毛髪の再生治療に挑んでいる。 昨年、初めてヒトiPS細胞とマウスの細胞を用いて、毛髪の根本にある毛包を再現に成功した。

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もしこれが実用化されれば患者が毛髪を作る機能を失っていても再生可能となるが、現時点では再生できる毛の太さは実際の毛の20分の1程度で、コストも一本100万円と現実的とは言い難いのが現状だ。 しかし、患者の毛根が少しでも残っていればiPS細胞を用いた毛髪再生はより簡単により低コストで行えるとの事である。

この再生医療製品、資生堂がカナダのレプリセルライフサイエンス社と技術提携し製品化を目指している。

資生堂は今月、神戸市のポートアイランド内に細胞培養施設を設け毛髪再生医療を本格的に開始。 11月に再生医療等安全性確保法が施行されれば、本格的に事業毛を目指せる。

資生堂新領域研究センターの岸本治郎再生医療プロジェクトリーダーは2018年には一般的に広く使えるようにしたいと意気込んでおり、難しいと思われていた価格面も自毛植毛と同程度まで抑えたいとのこと。

大山学准教授はiPS細胞による毛髪再生ができれば、育毛剤や養毛剤の開発が一気に進むはずと考えているそうだ。 現在、脱毛治療の内服薬は限られており、副作用やランニングコストの観点からも一般化しているとは言い難い。 今後の研究により、より確実により短時間で髪をフサフサにできる日が来るかもしれない。

 

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記事作成者

発毛君

 

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