髪 の細さって、人によってまちまちですよね。
日本人の毛の太さは、平均で0.07mm~0.08mmで、中には0.05mm以下の細い毛の人や0.15mm以上の太い毛を持つ人なんかもいます。
0.05mmの人と、0.15mmの人では単純に考えて、3倍も毛の太さが違うわけですから、これが髪の毛全体(10万本)となると大変な差になってきそうですよね。
髪 が細いとハリが出にくく、ペッタリした印象になるのと同時に分け目が開いて、ナチュラルに薄毛に見えてしまいそうです。
実際、私も美容院でいつも髪が細いと指摘される位髪が細いので、確かにハゲて見えるんですよ。
けどね、いつもハゲハゲ言われるけど「ハゲじゃねーよ!!」と声を大にして言いたい。
そこで、今回はそんな悩める髪細マン達のために、髪が細い理由や本当に髪細がハゲと結びついているのかを検証してみたいと思います!
なんで 髪 の細さに個人差が出るの?
まず、先程述べた0.05mmや0.15mmの髪の毛を持つ人というのは、あくまでそういった細い毛や太い毛が存在するという意味ですので、全部が全部そんな細い毛や太い毛というわけではありません。
ただし、総量での比率は個人によって変わりますので、結果的に髪の細い人、太い人というのは出てきてしまいます。
なんで人によってそんなに個人差が出てしまうのでしょうね。それには主に以下のような理由が挙げられます。
■血統によるもの
日本人の髪の毛は0.07~8mmが平均と言いましたが、これが外国人だと当然異なってきます。
例えば、欧米人は0.05mm~0.08mm、メキシコ系では0.065mm~0.07mm、フィリピン人は0.07mm~0.075mmといった具合です。
こうしてみると、日本人の髪って世界的にみて太い方なんですね!
さて。日本人にも縄文系、弥生系の血統があるのはご存知ですよね。
世界中で人種によってこれだけ髪の太さが違うという事は、渡来人である弥生系と先住人である縄文系のどちらの血が強く流れているのかで太さが変わってくる可能性は大いに考えられます。
ちなみに、一般的には、縄文人の方が毛が濃い傾向があるという事です。
■ヘアサイクルの乱れ
画像出典元:MSD社 AGA-News うす毛のメカニズムより
ヘアサイクルの乱れも髪の太さに関係してきます。
意外なことですが、毛の数自体(毛包)は誕生した時にすでに決まっていて、体の成長とともに増えることはありません。
毛包の毛母細胞が分裂して毛をつくり、抜けては生えてと繰り返し行われ、このサイクルの事を ヘアサイクル(毛周期)と呼びます。
ヘアサイクルは、成長期が一番長く、3~5年ほどかけて髪はゆっくり成長をしていくのですが、何らかの原因でこの成長期が 極端に短くなってしまう事があるのです。
分かりやすい例はAGA(男性型脱毛症)です。AGA患者の髪は成長期が極端に短く、成長しきる前に抜け落ちてしまいます。
特に酷いと数か月で抜け落ちてしまう場合もあるのですが、この場合、髪が太く育つ前に抜けてしまうので、当然太い髪が存在しないことになります。
■生活環境によるもの
睡眠不足だったり、亜鉛などの髪を作るのに必要な栄養素が不足していたりするとヘアサイクルに重大な影響を及ぼす可能性があります。
髪は人体の中でも一番栄養素の届きにくい部位なので、不摂生な生活を続けていると次第に髪が細く貧弱になってきてしまいます。
1日、2日ではどうってことなくても、仕事や育児などで慢性的に睡眠時間少ない人、思い当たりませんか?
食事も日々カップラーメンやコンビニ弁当で済ましている人は要注意です。
知らず知らずのうちにこれらの要因が頭皮と髪の毛に軋みを生んでいる可能性があり、気付いた時にはヘアサイクルが既に大きく乱れているということになりかねません。
細毛でハゲる可能性
実際に毛が細いとハゲる可能性が高いのかどうかが気になるポイントですが、毛の太さは持って生まれた資質の割合がかなり関係してきますので、ハゲと直接結びつく可能性は低いと言えるでしょう。
やったーーーー!!と言いたいところですが、先に申し上げたように細毛の原因がAGAなどにある場合や生活環境にある場合には要注意です。
特に今までは、剛毛だったのに急に猫毛のように柔らかくなったり、目に見えて頭皮が目立つようになったり、明らかに毛が細くなったなと感じられる人は これらの原因により毛が細くなっているという事が考えられます。
しかし一番問題なのは、例えハゲていなくても、髪が細いとハゲに見えてしまうという事です。
髪質細い人ほんと若くてもハゲて見える
— あいか (@DHC_8_100) 2016年11月27
日
スーパーミリオンヘアや、メディカルSMPといったものはまさに頭皮の肌色を隠すためのものですし 地肌の見える面積が広ければ、それだけでハゲに見えてしまうものなんですね。
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髪を太くしたい!
髪の量は決して少なくないのに細いとハゲて見えてしまう。
だったら、髪の毛を太くするしか方法がありませんよね。もちろん上記のような方法もあるのですが、これらはどちらかというと飛び道具です。
出来ることであれば、髪の毛を根本的に増やしていきたいものです。では、いったい髪の毛を太くするためにはどんな方法が有効なのでしょうか。
■質の良い睡眠
睡眠の重要性については発毛ライフで散々語っていますので、よくご理解いただいているとは思います。
人間は寝ているときに成長ホルモンを分泌し、自己修復や改善を図ります。そのため睡眠をおろそかにしていると髪が成長できず、結果として細い 髪 になってしまう可能性もあります。
睡眠は時間もさることながら、その質も肝心です。いつも、寝ても寝ても寝たりないとか、うなされることが多いとか、夜中に尿意で起きてしまう といった方は、たとえ睡眠時間が十分だったとしても、その時間にあっただけの睡眠がとれていない可能性があります。
以下の項目に当てはまる人は注意してください。
・寝る間際までPC或いはスマホを見ている。
・就寝前に熱いお風呂に入ることがある。
・アルコールを過剰に摂取しないと寝付けない。
・枕の高さがあっていない。寝苦しく感じる。
・布団の中の温度調整がうまくいっていない。(夏に熱すぎて、冬は寒すぎる等)
・常夜灯をつけっぱなし。
・必ず尿意で起きてしまう。
これらは、ちょっと気をつけるだけで改善することが可能ですから当てはまった方、是非見直してみて下さい。
■食事による栄養の摂取
栄養をしっかりとることも必須条件です。
亜鉛、たんぱく質、ビタミンB群などなど、健やかな髪を作りだすには良質な栄養成分が必須です。
一般的に髪に良いとされるのは、青魚・大豆・牡蠣・納豆・緑黄色野菜あたりでしょうか。
日々、カップラーメンやコンビニ弁当で済ませるなんてもってのほかですよ!?
どうしても栄養が足りないと感じる時は効率的にサプリメントなどを利用するようにしましょう。 髪に良いといわれているサプリはこれらの栄養素がバランスよく配合されていますから、髪を太く強くするのに一役買ってくれるはずです。
もちろん、あくまで栄養補助として摂取するようにして下さいね。
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■育毛剤とマッサージ
育毛剤でマッサージを行う事は、血流改善や頭皮の柔軟化によって太い毛を作るのにかかせません。
マッサージというと、頭皮マッサージを連想するかと思います。もちろんそれも欠かせないのですが、もう一つ大切なマッサージは首の頸動脈付近のマッサージです。
首筋は多くの血管や神経が張り巡らされており、頭部にとっても非常に重要な部位です。むしろそこで血液が滞ってしまうといくら頭部マッサージを行ったところで 血がうまく回りません。
人迎(じんげい)という喉仏の外側にある脈を感じる部分は首から上の血行を促進し、頭皮マッサージの効果を一層高めるといわれております。
日々の頭皮マッサージは育毛剤と共に、更に人迎も一緒にマッサージするように心がけてください。
さてここまでの流れをまとめたいと思います!
髪が細いからハゲるという訳ではないけど、細くなっている原因がAGAなどのケースも考えられるので急に細くなった人は要注意!
日々の生活環境の改善とマッサージによって様子を見ていこうという事になりますね。
全然ハゲてないのにハゲって言われるのは悲しいですよ(現にわたしもそう)
でも傍からみたら、結局薄く見えることには変らないのも事実です…。
自分の髪の特徴を知って、改善できるのなら改善して、より健康な育毛ライフを送っていきたいものですね!