⇒「年代別・原因と対策~女性~」はこちら
始めに年齢別のAGA発症率は以下の通りとなります。
- 20代 約6%
- 30代 約12%
- 40代 約32%
- 50代 約44%
- 60代 約51%
- 70代 約61%
- 全体平均(15歳から96歳まで)32%
50代では 半数近くの方がAGAを発症しており、60代を超えるとAGA発症率は半数を超えてしまいます。
20~30代では発症率自体は低いものの、 この時期にしっかりした対策を講じておかなければ将来的にAGAを発症する確率はグンと高まってしまいます。
以上を踏まえた上で、年齢別の薄毛の原因と対策をまとめていきます。しかしこれはあくまでその年代に起こり得る傾向をまとめたものなので全ての方に当てはまるものではありません。
詳しい事は「症状と対策」を参照してください。
~20代
若年性脱毛症と言われていますが明確な定義は無く一般的に通常では起こりえない青年期に起こる脱毛症の総称です。
始めのデータの通りこの年代にAGAを発症する確率は極めて低く、ほとんどの場合過度のストレスや生活習慣によるものや、皮膚疾患、内臓疾患などでそれぞれが複合して脱毛の原因となっている場合もあります。
老年期に起こる脱毛が自然現象とするならば青年期に起こる過度の脱毛は異常現象です。専門医の診察を受ける事を推奨します。精神面で心当たりがあるならば心療内科ですし、それ以外でしたらまずは皮膚科が無難です。
個人で出来る事であれば、適度な運動・バランスのとれた食事・十分な睡眠などの当り前の健康意識を持つ事です。
20代のうちに薄毛意識を持って健康対策に取り組めば、将来いきなりAGAで焦ることもなくなるでしょう。
少数のAGAに運悪く入ってしまった場合は「症状と対策」を参考にして下さい。大切な青春時代に薄毛と戦わなくてはいけない辛さは胸を痛めるばかりですが薄毛は必ず改善できますので安心してください。
30代
20代までと比べAGA発症率は倍になっています。それに加え独身一人暮らしのサラリーマンなどは食事の健康バランスも取り辛いですし、寝具の清潔さも保てなくなる方も多いです。
近年本格的に薄毛が多くなってきている年代といえます。すでに20代までの勢いはなく、体はピークを過ぎています。もう若くない事を自覚して体を労わって下さい。
なにも還暦を過ぎた老年の方の生活をして頂きたい訳でなく、徹夜で遊ぶ、深酒、暴食などのいわゆる羽目を外すということは控えましょう。
体の「ツケ」は10年後に来ると言われています。今薄毛に悩まされている方は20代にはっちゃけたツケを払っているのかもしれません。さらに10年後に泣かない為にも体に負担は極力かけないようにしたいものです。
前述の寝具の清潔さですが入浴後の髪を乾かさないで寝たり、まくらカバーを取り換えないままにしているとカビが発生したりと頭皮によくありません。自身の生活スペースの清掃を心がけましょう。
1人暮らしの方は栄養バランスのとれた食事を摂るのは難しいかもしれません。BOSTONという育毛サプリがあるのでお試しあれ。偏った栄養バランスの補助にもなりますし主要成分のノコギリヤシはAGAの原因と言われる5αリダクターゼを阻害します。
AGAは遺伝的要素が強いとも言われています。特に生え際の後退などはその最たるものです。
発毛ライフスタッフが実際に生え際の後退と戦った記録がありますのでそちらもご一読下さい。
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40代
いよいよ40代の方は管理職など重要なポジションについてまさに働き盛りといったところでしょうか。おのずと無理をしてしまうのでしょう。体の衰えと仕事量が反比例して髪にも負担がかかります。
この時点で既に3人に1人の方はAGAに悩まされています。既に薄毛の方もそうでない方も頭皮ケアは必須になっていきます。
正しい洗髪方法を身に着け、日々頭皮マッサージをして頭皮が固まり血流が悪くなることを防いでください。
発毛ライフの「AGA対策一カ月改善プラン」を参考にして下さい。PDFは無料でダウンロードできます。
また、この年代の方の多くは育毛剤を使用しています。
中でも最も注目を集めている育毛成分がキャピキシルです。
キャピキシルとは「アカツメクサ」と呼ばれる植物のエキスと、4種のアミノ酸で構成される「アセチルテトラペプチド-3」を人為的に最大限まで引き出したプレミックスのスカルプケア成分で毛包成長効果はあのミノキシジルの3倍あります。
業界ではこのキャピキシルの入った育毛剤から選べばまず間違いないといわれるほどの効果で、この1年で利用者が飛躍的に増えました。
またキャピキシルとの相互作用が大いに期待されているピディオキシジルも見逃せません。
ピディオキシジルは「キャピキシル誘導体」とも呼ばれており化学式は医薬品ミノキシジルとほぼ同一 です。
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50代
壮年期は薄毛の悩み最前線ですね。約半数の方が薄毛になり始めます。そして諦めがつかないのもこの世代。自分の引退はまだ先なのに髪は勝手に引退していく・・。
もうあまりマッサージもサプリメントも適度な運動も十分な効果が見られず育毛活動に空しさを感じてしまいますね。
「医薬品」を使う方が増えてくるのが50代だと言われています。代表的なのはリアップで有名な発毛剤「ミノキシジル」や抜け毛を防ぐ「フィナステリド」など
です。
最初はクリニックの無料相談などでご自分の薄毛の状態を把握するのも良いかもしれません。
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また育毛先進国であるタイからサワディーヘアという育毛トータルセットがでています。これから医薬品を使おうと思っている初心者にはオススメです。
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しかし医薬品は副作用が強く、一度使い始めたら辞めるとまた一気に脱毛してしまうので、なかなか辞められなくなってしまう危険性もあります。
40代の項で挙げたキャピキシル育毛剤は副作用のリスク無しで、ミノキシジルと同等以上の効果が得られると期待されております。
メーカーもキャピキシル配合育毛剤の開発を急いでいますが今のところあまり製品は多くありません。理由は医薬部外品で販売出来ない為ハードルが上がってしまうからです。
バイタルウェーブ
人気育毛シリーズケフトルを手掛ける株式会社セラピュアが、2016年3月に満を持して発売した育毛剤。キャピキシルの他に、2014年インコスメアワード受賞の最新育毛成分「リデンシル」や、あまりの効果に医薬品に該当するのではないかと厚労省から通知されてしまうほどの成長因子「EGF」を配合した期待のスカルプローション!
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FINJIA(フィンジア)
M字対決で使われたプランテルを手掛けたユーピーエスが手掛けた新製品。キャピキシルとピディオキシジルを配合している上に成分の浸透に着目したゲートアクセス理論を提唱。「カプサイシン」を配合することで毛穴を開き成分の浸透を助ける。ヒリヒリするような刺激は無いので安心。
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またこの2商品は発毛ライフで実際に使用して発毛実験をしていますので参考にして下さい。
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60代
仕事も引退してようやく肩の荷も下りた頃ですね。まだまだ若々しく居たいものだとは思いますが歳をとるにつれ毛髪以外の体毛まで薄くなっていきます。
これは老人性脱毛で老化の自然な現象なのですが、 これとAGAが複合するとかなり育毛は難しくなってきます。
もちろん80歳、90歳でもフサフサな方はいるので、すぐ諦める必要はありませんが難易度は高くなってきます。長期にわたり育毛剤を使っても思うような効果が得られないかもしれません。
しかし諦めたら進行を遅らせる事すら出来ないかもしれないのでやはりケアは大切です。50代の項で触れた医薬品、もしくは育毛剤、更にサプリメントなども積極的に摂っていきたいです。
総力戦になりますので「症状と対策」も合わせて参考にして下さい。