発毛ライフブログでも定期的に取り上げている 銚子電鉄 こと銚子電気鉄道株式会社さんですが、以前話題になった「髪毛黒生」駅に続いて、なんと今度は
日本初の育毛をテーマとした特別列車を運行することが決まったそうです!
特別列車の名前は「髪毛黒生・黒髪祈願号(かみのけくろはえ・くろかみきがんごう)」。
これに乗ったらフサフサになること間違いなし。車内がどれだけ黒髪祈願で染まるのかは実際に車両を見て見ないことにはなんとも言えませんが、一般人からしたらなんやこの電車…。って思うことでしょう。
流石に西武鉄道のDJ客車のぶっ飛び具合には及ばないかもしれないけど(笑)。
西武鉄道「SEIBU RAILWAY PRESENTS ageHa TRAIN」の車両内DJブース
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銚子電鉄の「 髪毛黒生 (かみのけくろはえ)」駅に行ってきたよ!!
頑張れ 銚子電鉄 !
銚電は万年赤字鉄道とも揶揄される位に利用客の少ない路線です。
鉄道会社というより、むしろ駅構内で販売しているぬれ煎餅が本業とさえ言われ続けてきました。
私なんかはあののんびりした空気感が大好きなんですが、数年に一度訪れるだけの人間なので偉そうなことは言えません。本人達はまさに死活問題ですからね。
そこで、お化け屋敷電車やボジョレーヌーボー電車など、次々と新しい企画を打ち出していくことになった銚電ですが、2015年末には全ての駅の愛称命名権をその購入者に与えるという「ネーミングライツ」企画を打ちだしました。
募集をかけ、一番最初にネーミングライツで愛称の決まった駅こそ笠上黒生駅の
「髪毛黒生」だったのです!
駅のネーミングライツは昔から地方鉄道ではよく使われている手法なので、それだけなら正直そこまで話題にならなかったと思いますが、この髪毛黒生駅は上手く駅名をもじったセンスの良さと、実際に昆布を利用した切符を用意するなどの用意周到さが手伝って、他の駅の愛称がほとんど掻き消えてしまうくらいの反響がありました。
さらにこの髪毛黒生駅、ネーミングライツを今年も継続することを決定し全国ハゲの聖地と言われていたJR北海道留萌線「 増毛駅 」の廃駅で沈んでいたハゲ達の心を明るく照らすことになります。
そして、ここにきて発表された黒髪祈願号。銚子電鉄はいったいどこに向かおうとしているのか(褒め言葉)
この度、 銚子電気鉄道株式会社では2017年1月23日~2月27日の期間のうち毎週2日の予定で、 同鉄道の銚子駅から外川駅の区間において、 日本初の育毛をテーマとした特別列車として「髪毛黒生・黒髪祈願号(かみのけくろはえ・くろかみきがんごう)」を運行することとなりましたのでお知らせいたします。
1月23日~2月27日、期間中合計12日間で1日運行予定本数:14~32本(7往復~16往復)運行させるという事ですが、これは薄毛で悩む方は何が何でも乗って育毛祈願して頂きたいですね。
装着される予定のヘッドマークも非常にご利益がありそうな感じです。
黒髪祈願号の仕掛け人は?
ところで、この銚子電鉄の髪の毛推しにはとあるヘアケアメーカーの影なる頑張りがあったのです。
もともと、このネーミングライツ企画は駅の命名権や列車の命名権を販売するというものなので、当然理解のある買い手を探さなければなりません。
鉄道に限らず中には、全くネーミングライツが売れないという残念企画もあるようですが、もともと銚電はみんなに愛されていたという事もあり、全ての駅のネーミングライツ購入者が現われました。すごい。
普段乗車されるお客さんはもちろんですが、こういう企画の意図を理解し乗っかれる買い手さんがいるからこそ「箱庭」とも形容されるこのコンパクトでチャーミングな私鉄が存続していけるわけです。
本当にありがとうございます!!
さて、話を戻しましょう。 笠上黒生駅のネーミングライツを購入した企業さんはメソケアプラスさん。
当然髪の毛に関係する会社で、シャンプーや頭皮用ローションなどを販売されている会社です。
・薬用スカルプフォーマットシャンプー
・スカルプリブートローション
・ボタニカルヘアプロテクション
頭皮研究の現場の声からスタートし、さまざまな頭皮状態に対し研究を重ねた上で開発されたという商品たちはどれも確かにしっかり考えられているなという印象です。
頭皮や毛髪のために購入するのも、今後もネーミングライツを続けて頂き銚電を応援するという意味を込めて購入するのも、またそのどちらも兼ねてという意味で購入するのも大いにアリだと思いますね!
最後に、メソケアプラスの社長さんのネーミングライツにかける想いが本当に素敵だったので掲載させて頂きます。
スカルプケア商品の企画開発を行う私たちメソケアプラス社は、この度銚子電気鉄道の笠上黒生駅(かさがみくろはえ)のネーミングライツを取得し髪毛黒生駅(かみのけくろはえ)の愛称をつけさせて頂きました。
今回、私はこの銚子電鉄のネーミングライツ企画の一報を、インターネットのニュースサイトで知りました。
幼き日に鉄道ブームの中で育ち、さくら・富士・みずほといったブルートレインや、とき・ひばり・さざなみ・しおさいといった特急たちに心を弾ませていた私にとって、この企画はなにか運命的な出会いだったのかも知れません。
そして時は過ぎ、この企画に参加をし、実際に銚子の地を訪れて改めて思うこと、それは自然の素晴らしさ、そして動く鉄道博物館ともいえる“銚子電鉄の車両たち”の素晴らしさです。 その姿を実際に見て、「この鉄道を守りたい」本当に心よりそう思ったのです。
そのためには、ただ駅名を変えることでは何の意味もありません。 実際に銚子に人々が訪れ、たくさんの人々が銚子電鉄の車両を楽しみ、銚子の自然を満喫すること、それこそが本当の意味での銚子電鉄の活性化なのだと、そんな風に思ったのです。
ネーミングライツムービーでは、地元の観光地や自然をご紹介し、地元の方々にもご出演頂きました。 本物の昆布を使った、実際に使用可能な記念入場券切符も銚子電鉄様のご厚意で作らせて頂きました。 「かみのけくろはえ」という愛称も、企業名や商品名ではなく、皆さまに興味を持って頂くきっかけになればと考えたものです。
これを機会に、「今も現役で鉄道を愛する方々」だけでなく「かつて鉄道ファンだった方々」が、たくさん銚子電鉄に乗りに来て頂ければ本当に嬉しい次第です。 記念切符の購入のためだけでも構いません、看板での記念撮影のためだけでも構いません一度でも足を向けて頂ければ、銚子の自然と、魚の美味さと、温泉の素晴らしさと、観音駅のタイ焼き屋のオバちゃんの優しさに、一発でとりこになるでしょう。
そして、その素晴らしさが人から人に伝わり一つのムーブメントが出来れば、きっと銚電の列車たちの勇姿をいつまでも見続けることが出来るのではないでしょうか。
そんなサクセスストーリーを頭に浮かべつつ、その成功を心より祈っております。
株式会社メソケアプラス 代表取締役社長 加藤 彰
————————— 【運行予定日】 —————————
1月23日より2月27日まで毎週2日 (期間中合計12日間)
初日の1番列車の発車時刻:1月23日 仲ノ町駅 05:37発〈下り〉外川行 ※銚子発の1番列車は06:27発〈下り〉外川行
1日運行予定本数:14~32本(7往復~16往復)
但し、車両トラブルや修繕などの事情により運行できない可能性もあります。 予めご了承ください。
————————— 【運行本数】 —————————
1日16往復(終日運行) 1/23(月)、1/30(月)、2/5(日)、2/13(月)、2/19(日)、2/26(日) ※下記専用時刻表の黄色のダイヤにて運行します。
1日 7往復(朝と夕方のみ) 1/24(火)、1/31(火)、2/6(月)、2/14(火)、2/20(月)、2/27(月) ※下記専用時刻表の緑色のダイヤにて運行します。