薄毛のヘアケアアイテムといえば「育毛剤」や「発毛剤」、「 養毛剤 」などを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
普段なんとなく使っているこれらのワードですが、実はすべて違うものだって知っていましたか?
最近、スカルプDで有名なアンファー株式会社が調査したところによれば、驚くべきことに“育毛剤”と“発毛剤”の違いを誤認している人が90%に昇ることが分かったそうです。
確かに似たような名前だし、同じものだと勘違いしてしまっていても不思議ではありません。
そこで今回はこの調査結果を元に、それぞれの違いを明確に定義してみたいと思います!
アンファーが調べた“育毛剤”と“ 発毛剤 ”の違いの認識度
発毛ライフの読者の方なら「育毛剤」や「発毛剤」の違いは当然分かりますよね!?
え!?・・・知らない!!?
そんなまさか・・。
いやいや、もしあなたが知らなかったとしてもそれは決してマイノリティではないのです!
発毛効果のある成分「ミノキシジル」を知っている人は約15%!?
アンファーさんのアンケートによると、はじめに男性の薄毛の原因を理解しているかを聞いたところ、 「男性ホルモン」であると正解を答えた人は約50%となったそうです。
もちろん、男性の薄毛の原因はこれだけではありませんが、男性ホルモンも薄毛の大きな一因となっていることは言うまでもありません。
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さらに育毛剤または発毛剤を使用している人に限っては約70%の人が理解しており 薄毛の主な原因は男性ホルモンであるということは、 多くの方に馴染みがあるように感じます。
ところが、 薄毛や抜け毛に実際に悩んだ際に必要な知識として、 発毛効果を発揮する成分は何でしょうという質問に対して “ミノキシジル”と答えた人は約15%で、 育毛剤または発毛剤を使用している人でも約30%という結果になりました。
ミノキシジルは多くの人に認知されていないのが現状のようですね(汗)
「育毛剤」や「発毛剤」の違いは理解されていない
続いて「育毛剤(医薬部外品)」と「発毛剤(医薬品)」の効果・効能の違いを理解している人を確認するための質問を実施したところ、理解している人はわずか3%という結果になったそうです。
育毛剤もしくはを使用している人ですら、 約10%の人しか理解していないことが判明したということです。
「育毛剤」「発毛剤」「 養毛剤 」の違いを明確に定義しておこう!
確かに、普通に使っているだけだと、「育毛剤」や「発毛剤」の違いって気づかなそうですよね。
「医薬品」と「医薬部外品」の違いだってパッと明確に答えられる人は少ないかもしれませんしね。。。
そこで、今一度これらの名称の違いの定義づけを確認しておきたいと思います!
発毛剤(医薬品)
発毛剤 とは国内では唯一、第1類医薬品外用薬として承認されている「ミノキシジル」という成分を配合した医薬品のことで、一般用医薬品として発売されております。
ドラッグストアで購入できるのが特徴(OTC)でリアップなどがこの発毛剤に該当します。
ちなみに「医薬品」とは病気の「治療」を目的とした薬のことで、厚生労働省より配合されている有効成分の効果が認められた成分の事を指します。 つまり、一般的に発毛剤と言えば「ミノキシジル」を配合した製品のみに使われる名称というわけですね。
また、ミノキシジルは効果が高い分副作用が強い事でも有名です。
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ちなみに第3類医薬品の指定を受けているカルプロニウム塩化物2%を配合したNFカロヤンガッシュなどは発毛促進剤といって、ワンランク下のクラスに該当します。
育毛剤(医薬部外品)
育毛剤はヘアケア用品で一番良く聞く名称ですね。育毛剤にも実は厳密には定義があります。
育毛剤というのは厚生労働省が許可した効果・効能という有効な成分が配合されている「医薬部外品」の製品が育毛剤として扱われます。
有効成分として有名ものに、グリチルリチン酸ジカリウムやセンブリエキス、ジフェンヒドラミンHC などが代表的ですね。
育毛剤は医薬部外品の区分であり、医薬品に比べ効果が緩和なものを指します。 つまり副作用は少ないけど、医薬品より効果が薄いと思っていただいて差し支えないでしょう。
養毛剤(スカルプエッセンス)
養毛剤というカテゴリーについてはかなりアバウトなものです。
なぜなら、まず厚生労働省のガイドに養毛剤という記述はありません。 試しに厚労省に電話して確認しても、曖昧な返答しか頂けませんでした。
一般的にネットなどで養毛剤といえば、発毛剤(医薬品)と育毛剤(医薬部外品)に該当しない製品を指すようです。
多くは化粧品区分ですので、発毛剤や育毛剤より効果が薄いのでは?と思われるかもしれません。 ところが、そうではない場合も多々あるからややこしいのです…!
効果があっても国の認可を受けなければ化粧品扱い
発毛ライフでよく紹介している成分に「キャピキシル」という成分があります。
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カナダのルーカスマイヤーコスメティック社が開発した成分で、医薬品ミノキシジルの3倍の毛包成長作用があると話題になりました。 でも、このキャピキシルが主成分のヘアケア製品はあくまで、化粧品扱いです。なぜなんでしょうか。
医薬品や医薬部外品は厚労省の認可が必要で、基本的には長い年月をかけて承認まで至ります。 いくら効果が高くても、厚労省の認可がおりなければ永遠に化粧品区分のままだということなのです。
ちなみにキャピキシルが誕生したのは2011年3月。まだまだ全然日の浅い成分なんですね。
これだけ聞くとなんか怪しそうですが、キャピキシルは国内トップレベルの化粧品ブランド「ネイチャーラボ」が各製品に採用するほど信頼性が高い成分です。
同様にマスターピースに配合される「NcPA」も国内の臨床データでミノキシジルよりも高い育毛効果を発現したにも関わらず 化粧品扱いです。
NcPAは2017年に育毛特許を取得しているので、その信頼性は確固たるものです。
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こうして考えると効果的に、発毛剤>>育毛剤>>養毛剤ではなく、養毛剤>>発毛剤>>育毛剤の可能性すらありそうですよね。
発毛剤と育毛剤と養毛剤、同じような名称でも実は全く内容が異なるものだという事がわかりました!
個人個人の目的やヘアケアスタイルによって使用するものをかえて行くべきでしょう。 発毛剤の副作用のリスクをとっても高い効果を期待するのか、あくまで予防として育毛剤にとどめるのか…。
個人的には、リスクなく高い効果が感じられる養毛剤を使用しておりますが。皆さんも是非一度考えてみてはいかがでしょうか!?
他にもシャハランメスリ博士の厳選した育毛成分凝縮で発毛ライフでも注目している製品です。男女兼用なので女性の方にもおすすめできます!